まこも

イネ科の大型植物です。

まこも(真菰)は、神宿る靈草といわれ、いにしえのころより、日本人とともにあった草です。
水辺に群生するようですが、熊野のような山深く、川の流れが速い地域では、あまり見たことがないと、お年寄りも珍しそうに見ています。

いまは、田んぼで育ちます。

各地で栽培が盛んになってきています。
「まこも(真菰)」は、春の田植えから夏に向かって、ぐんぐん大きく育ち、秋のお彼岸のころに株元がぷっくりふくらんできて、「まこもたけ」といわれる野菜が収穫できます。

葉も、お茶などに加工したり、よく知られているのは、お盆のお供えをのせる”ござ”や、出雲大社などでは”しめ縄”にも使われています。

そして、なにより、まこもは水をきれいにする働きをもち、琵琶湖の水質浄化活動などにも活かされています。

知れば知るほど、興味の尽きない、奥深い魅力のある植物です。
熊野の野良から、その魅力をお伝えしていきます。

まこもについてのトピックは、こちらで更新していきます